今回から具体的に将棋に触れていきます。
最初のテーマは…
「袖飛車」です!!
袖飛車とは?
上図のように飛車を1つ左に動かした位置で使う戦法です。袖飛車という名前の由来は、諸説ありますが、まぁ色々あって付けられたそうです。気になる方は調べてみましょう。
袖飛車の利点
あくまで個人の見解ですが以下の事が挙げられると思います。
決まった形に誘導しやすい
これは時間の短いアマ大会ではかなり大きい事です。含みの多い戦法が有利なのは勿論理解していますが、それを短時間でまとめ切って勝つことの難しさ は多くの方が感じていることでしょう。
たとえ大優勢まで行かなくとも、自分の慣れてる形であれば局面の急所も正確につく事が出来、リードを広げられます。
袖飛車を知らない
これは袖飛車を採用した事の1番の決め手ですかね。みんな知らない。プロの採用率がかなり低く、前列が少ない(無いまである)。勿論、定跡書も見かけない。
魅力はかなりあると思うんですが…
対策のされにくさ
先程書いたように、自分の得意局面に持ち込む事の出来る戦法は他に優秀なものが沢山存在します。中飛車や四間、三間、居飛車なら角換わりや雁木等ですかね(他にも色々)。
…でも これらって、プロも使うし、本も沢山あるし、みんな知ってるんですよね。
少しでも自分が指した事がある将棋は指し手に自信や勢いがついてきます。そうなってしまうと、どれだけ研究し、対局数を重ねても、互角や難解な勝負になり(易い)訳で…。
やるからには自信のある戦法を1つ確立しておきたいところ。。。
相手が嫌がる
これは経験談ですが、実戦で袖飛車を採用すると多くの場合相手は手が止まります。ため息をつく方もいました。
訳は簡単で、「大事な対局(団体戦など)で知らない戦法にあたり、本来の力が出せないまま負けてしまう…かもしれないから」です。
勿論、勝負に絶対は無いでしょうが、この「〜かも」や「知らない」と相手に少しでも思ってもらえたら、メンタル面でかなり有利に立てます。
将棋ってメンタル大事ですもんね。
あ、強い人はそんなのお構い無しで来るので、研究して局面で有利に立ちましょう。
袖飛車の欠点
欠点は言い過ぎかもしれませんが、決して分かりやすく勝てる戦法ではないことだけ、理解して頂きたいです。
相手に分かりにくいということは、自分にとっても分かりにくいのです。
振り飛車の華々しい捌きや居飛車の駒をぶつける激しい中終盤戦とは感覚が違う(気がします)。
最後に
次回から研究していきますが、主なテーマは以下の通りですかね。(増えるかもしれません)
- 対振り飛車(三間)
- 対振り飛車(中)
- 対居飛車(色々)
ざっくりですが、どれも相手にして手強いものばかりですね。頑張ります。
気になる方は見ていって下さい。